監修:日本赤十字社医療センター 血液内科部長 骨髄腫アミロイドーシスセンター長 石田 禎夫 先生

ダラキューロ®の投与は?

︎ダラキューロ®の投与方法

ダラキューロ®は、病院で皮下組織に注射(皮下注射)するお薬です。

皮下組織とは、皮膚と筋肉の間にある組織のことです。

ダラキューロ®は、おへそから約7.5cm離したお腹の皮下組織に、約3~5分かけて注射します。

「ダラキューロ®の投与方法」の説明画像
  • 注射した場所を圧迫したり、こすったりすることは避けてください。
  • ダラキューロ®の投与中および投与後に違和感がある場合や、投与部位の痛み、全身の異常を感じた場合は、ただちに医療スタッフにお伝えください。

︎DCyBorD療法の投与の流れ

ダラキューロ®の投与日は、注射開始1~3時間前にインフュージョン・リアクションを軽減させるために、前投与を実施します。

インフュージョン・リアクション

DCyBorD療法治療中の副作用は?」へ

慢性閉塞性肺疾患(COPD)あるいは気管支喘息にかかったことがある方は、医療スタッフへ伝えてください。

  1. 注射開始
    1〜3時間前
    前投与
    ダラキューロ®︎の投与日は、注射開始1〜3時間前にインフュージョン・リアクションを軽減させるために、前投与を実施します。
    デキサメタゾンは前投与の際に投与します。
  2. 注射開始
    ダラキューロ®と併用剤の投与
    ダラキューロ®、シクロホスファミド水和物、ベルケイド®を投与します。ダラキューロ®は、副作用を確認しながら、約3~5分かけてお腹の皮下に注射します。
    インフュージョン・リアクションの主な症状がみられたときにはすぐに医療スタッフへ伝えてください。
  3. 注射日
    翌日
    投与後処置
    COPDもしくは気管支喘息にかかったことのある方は、必要に応じて投与後処置を実施します。

    医師の指示に従い、服薬などを行ってください。

ダラキューロ®の投与が2回目以降の方へ

前回のダラキューロ®投与時に処方されたお薬は必ず病院へ持っていきましょう。お持ちいただいたお薬を前投与として服用していただきます。